基本方針

発足当初(昭和24年5月)は敗戦が生んだ孤児・浮浪児童、そして温泉地という好ましくない成育環境に育つ旅館等従業員の子弟に"場の提供"が主な目的であり、明朗で健全な家庭的雰囲気を持った生活を送るという点に主眼がおかれていました。
しかし、時代の推移と共に措置児童の質が変ってきて、親も家もありながら重要な人格形成期を好ましくない環境で育てられたため、身体的にも精神的にも多くの問題を背負わされた児童が増えてきました。
最近は、社会問題化している実父母・義父母から受けた「児童虐待」による被虐待児を保護することも多くなってきています。
当園では、「子どもの最善の利益」を図ることを第一に考え、児童憲章や児童福祉法の基本的な思念に沿って、子どもが心身ともに健やかに育成される養育を念頭に社会的な自立を支援いたします。

すべての子どもに健康な心と体を

児童は、人として尊ばれる。
児童は社会の一員として重んぜられる。
児童は、よい環境の中で育てられる。
 (児童憲章前文より)

  • 児童福祉法
第四十一条
児童養護施設は、乳児を除いて、保護者のない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護することを目的とする施設とする。

養護ビジョン

(1)自立支援
(2)権利擁議
(3)あんしん安全

基本理念

「児童養護施般」は、家庭の事情(親の事故、病気、離婚)などで、家族と一緒に生活できない子ども達を、児童福祉法や児童憲章の基本的な理念に沿って、子どもを養育し、社会的な自立を支援しています。具体的には以下が挙げられます。

生活・余暇指導
・自治会(わかば会)、インターアクトクラブ活動(加賀中央RC後援)
・地域の子ども会活動、児童センター主催のほたるっ子教室
学習指導
入所した時には学習遅滞児も多く、ケース会議などで児童に合った目標を設定し、担当者が具体的に学習計画を策定し、指導を行います。また学習ボランティアも活用しています。
心身機能低下防止事業
地域との交流の機会を設け、入所児童の孤独感の解消、心身機能の低下防止等を図ります。
自立支援事業
児童の自立支援計画に基づいて、将来の進路について自覚を持たせ、児童の適性に応じた個別の支援を継続的に行います。 また、退所児童などの自宅・就職先へ訪問し、自立の支援を行います。
入所児、退所児が共に集まる場を提供し、意見交換や、情報交換、情報発信を実施し、サポートします。
心理療法による支援
虐待等による心的外傷のため、心理療法を必要とする児童に、 遊戯療法やカウンセリング等を実施し、児童の安心感・安全間の再形成及び人間関係の修正等を図り、心的外傷を治療することにより、自立を支優します。
加賀市子育て支援短期事業
ショートステイ=保護者が病気や出産、仕事などで家庭を留守にしなければならず、一時的に養育が困難になったとき、一週間程度児童をお預かりします。
トワイライトステイ=毎日夜間~翌朝まで仕事をしなければならず、養育に困難が生じている場合、児童を夜間までお預かりします。
第三者評価受審
全国社会福祉協議会第三者評価を平成 26年度より受審し、その結果を全社協ホームページにて公表しています。改善が求められた項目は、子どもの最善の利益のためにはどうすべきなのか?と問いただし、より良い生活の場になるよう改善していきます。